「JavaScript 再入門」の脱稿、技術者としての遺書

2022年の普段の年よりも少し多めの雪が降った冬も終わり、雲雀が鳴き始める季節となりました。
山の新緑も、鴨の渡りも、燕の飛来も、もう少しかかりそうですね。

昨年末から少しずつ書き始めた、「JavaScript 再入門」も「その28」で一応の完成となりました。

JavaScript 再入門
JavaScript 再入門 なんとなく書き始めた「JavaScript 再入門」ですが、いつの間にか記事数が増えてしまい、「エンジニアノート」の多くを占めてし…
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自分の持っている知識は全て残せるように努力したつもりですが、至らない箇所や解説が舌足らずになっている箇所が散見されます。これから、少しずつ校正・校閲していきます。

稚拙な説明よりも、具体的なコードを優先したのですが、わかりやすくて伝わりやすいコードを書くのもなかなか難儀でした。

プロフェッショナルとしてのプログラマとしては昨年引退したので、「JavaScript 再入門」は技術者としての遺書になります。
少しでも多くのフロントエンドプログラマが育ってくれること、そして後進の導きになり育成の役に立ってくれれば、老体にムチを打ち、干からびた脳みそを絞ったカイもあるというものです。

プログラム言語というものは、必要になった時に始めても遅いのです。
自社で対応できなければ、協力会社様に外注をお願いしなければなりません。
外注をお願いすればそれだけ、コスト増に繋がります。
コスト増はお客様へのお見積りにも繋がっていきます。
お見積り金額の増加は、受注機会の低減につながります。
そして、新たな言語習得機会を損失してしまうのです。
これは、非常に大きな損失です。

いかに、プロフェッショナルとしてのレベルを保ちながら、新たな言語を習得するのかは、普段からの小さな積み重ねが物を言います。

「時間がないんですよね」は、ただの言い訳です。

小さいことを積み重ねることが
とんでもないところに行く
ただひとつの道

by Ichiro Suzuki

黙って鍛錬せよ。
日々鍛錬し、いつ来るとも分からない機会に備えよ。

by 伴虚無蔵 (NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」)