ブルース・リーの名言から見る、本質を見極める力の必要性

Don’t think.

Feel.

It’s like a finger pointing at the moon.

Do not concentrate on the finger or

you will miss all the heavenly glory.

by Bruce Lee ( ENTER THE DRAGON )

ブルース・リーを語る上で必ずと言っても良いくらい出てくる名セリフ、

「Don’t think. Feel.」

映画「燃えよドラゴン (ENTER THE DRAGON)」の冒頭、サモ・ハン・キンポーとのスパーリング後に、年若い師弟に対して語るセリフです。

当時中学生だった私は、年若い師弟と同じように、全て理解できていない曖昧な表情で、しかし大事な事柄を伝えているということだけは理解して、この言葉を心の片隅に大事に刻みこんでいました。

考えるな、感じるんだ。
それは、月を指差すのと似ている。
指先に意識をとらわれなければ
数多の声にであえるだろう。

かなり意訳ですが、ニュアンスはつたわるのではないでしょうか。
映画の中では、”Do not concentrate on the finger” に力を入れて、続く “you will miss all the heavenly glory” は力を抜いて夢を見させるように語っているので。

指先にとらわれるんじゃない。
そうすれば、数多な声にであえるだろう。

という方が、近いかも。
“heavenly glory” は、そのままだと神からの啓示・天啓とかだと思うのですが、特定の神や天じゃなく、自分の内なる声や自然から感じるものであったり誰かの助言であったり、広い意味での声と捉えています。

ワシントン大学で哲学を学んだブルースらしい、含蓄を短い言葉に詰め込んでいます。

誰かが、月を指さしたとき、その指先を見る人はあまりないでしょう。大抵の人は月を見ます。
その指先は、月を指すという事象でしかなく、その人が伝えたい事柄の本質は、指先の指し示す先にある「月」にあるのです。
この行為は、自然におこなわれるでしょう。
誰かが月を指差せば、その先になにか伝えたいものがあると感じるでしょう。

目前の事象にとらわれて考えるのではなく
まずは自然に本質を感じ取りなさい
そして数多の声に耳をかたむけなさい。

還暦を目前にして、ブルースのこめたメセージを自分なりに咀嚼することができました。

柴犬は指先にとらわれる